FXの始め方ってどうすればいい?口座開設の方法や必要な知識

これからFXを始めたいと考えている人の中には、始め方がよく分からない人もいるでしょう。

口座開設の手続きは特に難しいことはなく誰でも簡単に始められます。

ただし、取引ではリスクを伴うため、基本的な知識なども覚えておかなければなりません。

では、FXでの始め方と最低限必要な知識について紹介していきます。

FX口座開設の流れ

FX口座の開設は主に次のような流れで行います。

必要事項を入力する

FX業者では新規口座開設用の申し込みフォームを設置しているので、そこから申し込みをしましょう。

個人情報などの必要事項を入力するだけです。

投資経験などを回答する項目も出てきますが、投資をするのが初めてでも特に問題はありません。

本人確認書類を提出する

どのFX業者でも本人確認書類とマイナンバーが分かる書類の提出を求められます。

マイナンバーカードを取得済みなら、マイナンバーカードだけで済みます。

提出方法はFX業者によって異なりますが、スマホを使う方法に対応しているところが多いです。

他に、あらかじめ撮影した画像をアップロードする方法やコピーを郵送する方法などもあります。

そして、本人確認書類の提出が済むと審査が行われます。

アカウントが発行される

審査は特段厳しいものではなく、本人確認が正常に完了し、申し込み内容に不備などもなければほぼ通過できます。

審査に通過すると、アカウントが発行されログインできるようになるという流れです。

最近ではスマホで本人確認を行った場合に、郵送なしでのアカウント発行に対応しているFX業者もあります。

その場合には、メールで審査完了の通知が来たらすぐにログインして取引可能です。

郵送でアカウント情報が送られてくる場合だと、数日程度はかかってしまいます。

既に株式投資や投資信託で口座を持っているなら

FX業者のほとんどは証券会社です。

FXは初めてでも、株式投資や投資信託などは行っていて、既に証券会社に口座を持っている人もいるでしょう。

その場合でも、FX口座の開設申し込みをする必要があります。

証券会社の口座は、株式や投資信託とFXを分けるようになっているためです。

ただ、既に本人確認などが済んでいるため、新規で証券会社に口座を作るときよりも手続きが簡素で早く終わるでしょう。

また、FX業者はどこでも同じというわけではなく、それぞれ特色があります。

そのため、FXをするときには、株式投資や投資信託とは別の証券会社を使う人も多いです。

どうなると利益が出るのか

FXで利益が出る仕組みは、株式投資などと同じ売買差額です。

安いときに買って高いときに売れば、その差の分だけ利益になります。

例えば1ドル145円10銭のときに1万ドル買って、145円90銭のときに売ったら8,000円分の利益です。

買ってから売るという順番ではなく、最初に売ってから買い戻すというやり方もできます。

いずれの場合も、損失が出るリスクも念頭に置いた上で取引するようにしましょう。

上がると見込んで買った後に下がってしまうことも少なくありません。

また、FXでは決済をして利益も損失も確定するわけですが、未決済の分のことを建玉やポジションと言います。

取引をする上での基本知識

FXを始める際には、次のようなことを知っておく必要があります。

証拠金

証拠金というのは元手となる資金のことです。

FX口座に入金すると、その金額が証拠金としてアカウントに反映されます。

国内のFX業者では、最大で証拠金の25倍までの金額の取引が可能です。

例えば、1ドル150円なら1万ドルで150万円ですが、6万円の証拠金をFX口座に預けていれば1万ドルの取引ができます。

この場合には、1万ドルの必要証拠金が6万円です。

資産評価額

資産評価額は証拠金の金額に、現在保有中の建玉の評価損益を加減したものです。

入金した証拠金が6万円で1万円の含み益が出ているなら7万円ということになります。

逆に1万円の含み損が出ていれば、資産評価額は5万円です。

証拠金維持率

証拠金維持率は、資産評価額を必要証拠金で割って100をかけた数字です。

この数値が高いほど余裕があるということになります。

また、証拠金維持率が100%未満になる場合には、新規で建玉を作ることができません。

ロスカット

含み損が一定以上になった場合には、ロスカットと言って建玉を全て強制的に決済されます。

ロスカットの基準はFX業者によって異なりますが、証拠金維持率が50%~100%程度を基準にしているところが多いです。

ギリギリの必要証拠金で取引をしていると、ロスカットになりやすいため注意しましょう。

スプレッド

FXでは、買うときにはASKと表示されたレートを用い、売るときにはBIDと表示されたレートを用います。

この2種類のレートの差がスプレッドです。

ほとんどのFX業者は手数料という形でのコストはかかりませんが、スプレッドが実質的に手数料の役割を果たしています。

また、スプレッドは普段は固定されていることが多いですが、値動きが激しくなると広がることがあるため注意しましょう。

まとめ

FXの始め方はそれほど難しいものではありません。

口座開設の手続きは簡単で、10分もあれば終わるでしょう。アカウントが発行されれば、入金すると取引できるようになります。

ただし、覚えなければならないことは意外と多いです。

証拠金に関することやロスカットなどは重要度が高いので、取引を始める前に確実に覚えておきましょう。

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